これまでの方法で、新人賞に応募したい学生や社会人が応募作を書くのにどれくらいの日数がかかるのか、作業時間のイメージを出してみます。
 使えるのは一日のうち、3時間だけという前提です。
 実際にはこの3時間が確保できない日もあると思いますので、その場合は土曜日曜や祝日でカバーしてください。

○企画準備(1日目~20日目)
①5日間(15h) 2つのジャンル決めと、キーアイデア出し。
②5日間(15h) メインプロット三本の準備と、一本12展開への組みあわせ作業。
③5日間(15h) 全3話の駆動用プロット準備と、メインプロットへの組みこみ作業。
④5日間(15h) キャラクター等のアイデア準備。

○第一話執筆(21日目~40日目)
①5日間(15h) 各章ごとの駆動用プロット出し。必要データの配置。
②5日間(15h) プロットを文章として繋いでいく作業。
③5日間(15h) 課題の解決と再配置。推敲作業一回目。
④5日間(15h) 課題の解決と再配置。推敲作業二回目。


○第二話執筆(41日目~60日目)
①5日間(15h) 各章ごとの駆動用プロット出し。必要データの配置。
②5日間(15h) プロットを文章として繋いでいく作業。
③5日間(15h) 課題の解決と再配置。推敲作業一回目。
④5日間(15h) 課題の解決と再配置。推敲作業二回目。


○第三話執筆(61日目~80日目)
①5日間(15h) 各章ごとの駆動用プロット出し。必要データの配置。
②5日間(15h) プロットを文章として繋いでいく作業。
③5日間(15h) 課題の解決と再配置。推敲作業一回目。
④5日間(15h) 課題の解決と再配置。推敲作業二回目。


○各話間の調整(81日目~100日目)
①5日間(15h) 全体課題の解決と再配置。
②5日間(15h) 全体推敲作業一回目。
③5日間(15h) 全体課題の解決と再配置。全体推敲作業二回目。
④5日間(15h) 印刷して見直し。

 大体このようなペースなら、一日三時間×三ヵ月強で応募作を完成させることができます。

 なお実際に本を出すとなると、さらに追加で挿絵の指定やあとがき・あらすじの準備、著書校などの作業が入ってくるので、+20日が必要になります。
 四ヵ月に一冊ぐらいが、兼業作家のペースということになります。

 もし専業作家であれば午前と午後を使えますので、一日6時間×60日、つまり二ヵ月で一冊の本を完成させることができます。
 実際はそこへ週休2日分としての一ヵ月を加え、三ヵ月ごとに一冊ずつの完成を目指していくことになります。